以前お伝えしていた元道場生でドリームチャンピオン・森井翼くんから、現在野上道場で頑張る少年選手に向けてのメッセージが届きました。
ドリームカップ初入賞(準優勝)が小学4年生、当時から自分がどうすべきかを常に考えて稽古に臨んでいたようです。
原文をそのまま掲載します。
皆様お久しぶりです。森井翼です。
初めましての方もいらっしゃるでしょう。
この度野上先生からお話しをいただき、私が空手を通じて感じた事や意識していたことをお伝えしたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
戦績だけ見れば順風満帆だと思われるかもしれませんが、私は格闘技センスは皆無でした。
そんな私ですが、強くなるために日々の生活で下記2点を意識しました。
①「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭使って練習しないと平気で嘘つくよ」
(メジャーリーガー ダルビッシュ 有選手)
私は練習に向かう前に当日の課題を設定することで、稽古の質を上げるよう意識しました。
“何ができるようになったか”、できかったのは”なぜ”か、を常に考えました。
練習では心と体を、ほかの時間で頭も使う事で圧倒的な差が出ると思います。
②「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」
(プロ野球 野村監督)
常に自分の欠点を無くす稽古と同時に、相手の弱点を徹底的に研究しました。
負けた時は試合内容と稽古量、質について、或いは努力の方向が間違っていなかったかを考え続けました。
負けた時ほど学びは沢山あるものです。
上記2つを常に意識していました。
最後に保護者の方々にお願いです。
試合の結果で叱らないでください。
負けたい選手なんていません。
勝つために何ができるか、試合に向かう姿勢をアドバイスしてあげてください。
“嫌いにならないこと”事が1番重要だと思います
これからもあくまで習い事として、応援していただければ幸いです。
長くなってしまいましたが、常に目標に向かって逆算し、努力する事は勉強や仕事、人生で役立つので、空手からたくさんのことを学んでほしいと思います。
空手を通し、学んだことをお会いした時にお話しできれば嬉しいです!
2024.8.11 森井 翼
戦績
・カラテドリームフェスティバル7年連続入賞(優勝4回、準優勝2回、ベスト8賞1回)
・キックボクシング:第10代NKB日本バンタム級王者(プロ戦績: 8戦7勝1分)